(※このページは2022年6月5日に更新されました。)
人生生きていると、嫌なことに直面したり、
「どうしてこんな生活をしているんだろう…」
と落ち込んでしまうことがありますよね。
そんな時にあなたの助けになるかもしれない考えが『原因自分論』です。
原因自分論で物事を考えることで、あなたの人生は好転し、ストレスが減って、周りの環境も変化していきます。
今回は原因自分論のお話です。
- 他人ではなくあなたの人生を歩むことができる
- ストレスがなくなり好きな生き方ができるようになる
- 今抱えている、これから抱える問題点の解決策を考えられるようになる
- ひとり起業成功までの速度が上がる
目次
原因自分論とは?
原因自分論というのは、
自分が直面している物事、問題の原因は全て自分にある
と認識する考え方です。
例えば、
「仕事がうまくいかないな・・・」
というとき、
「仕事がうまくいかないのは自分の仕事の仕方に原因がある。」
と解釈しますし、
「残業が辛いな・・・」
というときは、
「残業してしまうのは、自分の仕事のやり方が悪いのかもしれない。」
「残業が当たり前の会社を選んだのは自分だ。」
と認識していきます。
このように【物事の原因は必ず自分にある】と考えるマインドを『原因自分論』と言います。
2020年、2021年と人気書籍ランキングにランクインし続けていた『お金の大学』の著者であるリベラルアーツ大学の両学長がYouTubeで詳しく解説しているのでよかったらそちらも参考にしてください。
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原因自分論のメリット
原因自分論で物事を考えることで得られるメリットは大きく言えば一つです。
それは
「人生が好転すること」
です。
具体的にはこんなことが起こります。
- イライラしなくなる
- 自己肯定感が高くなる
- 過去に起こったことで悩まなくなる
- いい意味で他人に期待しなくなる
それぞれ解説していきます。
原因自分論のメリット①:イライラしなくなる
原因自分論のメリットの1つ目はイライラしなくなることです。
そもそもイライラしてしまう原因は
相手がわかってくれない
とか
自分の劣等感が刺激される
というところにあります。
しかし、原因自分論は基本的に物事の責任は自分にあると考えます。
相手がわかってくれない
→わかってくれないならば仕方がない。付き合い方を考えよう
→わかってくれないなら自分の説明の仕方が間違っているのかもしれない
と、考えるので、相手に対してイライラしても仕方がなくなります。
自分の考えの整理にもなるので、劣等感を刺激されても、それが個性と割り切ったり、一緒にいる相手が悪いから付き合い方変えようという判断になったりします。
原因は自分にあるからこそ、他人や周りの環境に対してイライラしなくなるわけですね。
原因自分論のメリット②:自己肯定感が高くなる
原因自分論のメリットの2つ目は自己肯定感が高くなることです。
自己肯定感が低い人の特徴として、
自分に自信がない
周りの目が気になる
というものがあります。
良くも悪くも周りの目を気にしてしまう傾向にあるんです。
原因自分論で物事を考えられると、周りの目を気にせず、自分で選んで物事を選択できるようになるので、その選択に納得するようになります。
すると、段々と自分にとってより良い選択ができるようになっていき、自己肯定感が上がっていきます。
原因自分論のメリット③:過去に起こったことで悩まなくなる
原因自分論のメリットの3つ目は過去に起こったことで悩まなくなることです。
ついつい過去のことを悔やんだり、昔の嫌だったことを思い出したりして嫌になってしまうことってありますよね。
人は過去に起こったことを変えることはできません。
しかし、その経験を活かして未来を変えることはできます。
「過去に起こったことは自分の判断が甘かった。」
「まだまだ未熟な自分が起こしたことだ。」
こう考えることで、過去に起こったことに悩まなくなり、未来を変えるための行動をするようになります。
原因自分論のメリット④:いい意味で他人に期待しなくなる
原因自分論のメリットの4つ目はいい意味で他人に期待しなくなることです。
他人に期待することは悪いことではありません。
しかし、他人に期待しすぎたせいで失敗することも人生では往々にあります。
他人から利益を得ているときはいいですが、他人から不利益を被ったときに、嫌な気持ちになりますよね。
そんなときにも
「もともと期待していなかったし、よかった」
とか
「あの人に頼んだ自分に責任があるな」
と考えられるようになり、無駄に気分が落ち込むことが少なくなります。
原因自分論のデメリット
ここまで話してきた原因自分論のメリットですが、デメリットはなんでしょうか?
ざっと考えていましたが、これについては正直デメリットというデメリットは存在しないですね。
というのも、結局は自分に責任を持つことが原因自分論の考え方なので、物事を他人のせいにして生きていくよりも人間的に成長していきます。
デメリットとしては、人のせいにしない人生なので、慣れるまではストレスが多くなるということくらいでしょうか。
人は嫌な事が起こるとついつい自分の責任ではないことにして、ストレスから逃れようとしてしまいがちですが、それも今まで生きてきた中で得た回避術でしかありません。
自分の人生ですから自分に責任をもって生きていきたいものですよね。
原因自分論の注意点
人生が好転していくマインドの原因自分論ですが、注意点があります。
それは
「原因自分論は良し悪しを決める考え方ではないこと」
です。
原因自分論で勘違いしがちなのは、
「だから自分が悪い」
という考えになることです。
「仕事を振った相手が仕事をこなしてくれなかった。あの人に頼んだ自分が悪い」
「周りに自分とは違う考えを持っている人が多い。まわりと同じ考えができない自分が悪い」
など、自分が悪いという考えになると人生が好転するどころかむしろ悪化します。
原因自分論はあくまでも
「原因は自分にある」
と考えることであって、その結果の良し悪しは問わないのです。
「原因は自分にある、だから次はこうしよう」
とか
「原因は自分にある、だからこの結果に不満はない」
と前向きにとらえることができる考えだということを忘れないようにしましょう。
あなたは原因自分論で考えられますか?
ここまで原因自分論について書いてきましたがどうですか?
「そんなの当たり前じゃないか」
って思ったあなたはとても優秀です。
しかし、ほとんどの人が当たり前だと思っていることができていないのも事実です。
原因自分論について言われれば当たり前。
だけど、実際にあなたが同じような問題に向き合ったときに、つい原因他人論になってしまいがち。
というのも、原因他人論はラクなんです。
だって自分は何もしなくて良いですから。
「自分は悪くない」
「周りがやってくれないから問題だ」
このように考えるのはとても簡単だし、自分は傷つかないで済みます。
しかし、それでは成長はないですし、人生は好転しません。
慢心せず、原因自分論で考えられているかその都度振り返られると良いですね。
まとめ:原因自分論で自分の人生を歩む
今回は原因自分論について解説してきました。
原因自分論のメリットとして4つ挙げましたね。
- イライラしなくなる
- 自己肯定感が高くなる
- 過去に起こったことで悩まなくなる
- いい意味で他人に期待しなくなる
また、原因自分論は自分の視点を切り替えるために使うもので、決して物事の良し悪しを決める考え方ではないということでしたね。
人生を好転するための基本的かつ素晴らしいマインドなので、あなたもぜひ実践してみてくださいね。