【理学療法士起業家ストーリー③】資金ゼロで整体開業。借金500万円と“行動できなかった”後悔

かっつん
こんにちは。理学療法士起業家のかっつんです。

前回、スポーツ整形外科を退職して独立を決めたところまでお話ししました。


前回の話はこちら

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最初は順調だった整体開業。泥臭さを避け、行動できない自分

自由に働きたい。
そんな想いから、資金もないのに整体開業を決意しました。

最初の月の売上は20万円。
顧客も少しずつ増え、LTV(顧客生涯価値)は約6万円。
「いけるかもしれない」と、本気で思っていました。

しかし、ここから“ある問題”に直面します。

「新規顧客の集客ができない…」

お客さんを増やすことができなかったのです。

チラシを配る、イベントに出る、知人に声をかけるなど…
できることはたくさんあるとわかっていたのに、私はそれを避けていました。

小学校のときにあった、逃げ癖です。

「カッコ悪い」
「営業っぽくて嫌だ」

そう感じていました。

それでも、自分なら何とかできるのではないかと、本気で思っていました。

そんな中、「集客システム」の営業がやってきました。
色々な説明はされていました。5年間払い続けなくてはいけないこと、システム購入後キャンセルはできないことなど。

しかし、私は集客ができさえすればいいと思っていました。
当時リピート客のLTVは6万円、つまり1人来店しリピートさえしてもらえれば、6万円は生まれるという計算です。

その考えも根底にあり勢いで契約してしまいます。

その金額――
500万円。

冷静さを失っていた私は、その大金を借金で賄い、導入を決定。

これが私のメンタルをえぐることになります。

リピート率0%。初めて知った「キャッシュが尽きる」現実

システム経由で来たお客さんのリピート率は、まさかの0%
私が想定していた層とはまるで違う人たちが集まり、まったく継続してもらえませんでした。

気づけば、もともと6万円あったLTVは5000円に激減。

資金は底をつき、支払いは滞り、心も体も疲弊。
完全にうつ状態にまで落ち込みました。

それでも支払いの期日は待ってくれません。
ところがお金もありません。

これが“キャッシュが枯渇する”ということなのだと、私は身をもって知りました。

…(なんで、もっとちゃんと考えなかったんだ…)

悔しさと情けなさと後悔に押しつぶされながら、私は再び就職する道を選ぶことにしました。

トレーナー経験と“失敗談”が活きた再就職

新しい職場は以前勤めていた整形外科より拘束時間が3時間短く、給料は手取りで約10万円も多い28万円という好条件で決まりました。

もともとは手取り23万円程度で募集をかけていたところ、5万円も多くなりました。

なぜか?
面接で以下のことを伝えました。

  • トレーナー経験があること
  • 整体を開業していたこと
  • 国立大出身であること
  • 医師に論文をほめられていたこと(しかも院長の大学の後輩だった)

私の過去の“挑戦と失敗”がむしろ評価されました。

ささいなことかもしれませんが、これまでの経験は必ず役に立つのだと、そう思いました。

借金返済のため、せどりをスタート

就職と同時に、副業としてせどり(転売)を始めました。

Amazonで売れる商品を仕入れて販売する「電脳せどり」を、すき間時間で実践。

半年後、月商100万円(利益12万円)を突破。

利益率は約12〜15%。
月に12〜15万円の副収入ができました。

これまでのビジネスの知識も活かすことができ、

「やっと希望が見えてきた――」

そう思った私は、さらに事業拡大を狙い始めます。

売上は順調に伸びていたけれど、家には大量の商品が…

毎日の梱包作業に心が折れそうになっていました。

外注するという選択をとれなかった当時の自分が恨めしいです。

…(これ、全部やっていたら体力がもたない…)

その時、目についたのが、無在庫転売ビジネス(ドロップシッピング)

商品を売れたら、そのまま購入者に直送するため、梱包も必要がないし、外注化もしやすいと思い、始めることにしました。

それがまた、大きな落とし穴へとつながっているのでした。



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