

前回、スポーツ整形外科を退職して独立を決めたところまでお話ししました。
前回の話はこちら
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目次
最初は順調だった整体開業。泥臭さを避け、行動できない自分
自由に働きたい。
そんな想いから、資金もないのに整体開業を決意しました。
最初の月の売上は20万円。
顧客も少しずつ増え、LTV(顧客生涯価値)は約6万円。
「いけるかもしれない」と、本気で思っていました。
しかし、ここから“ある問題”に直面します。
「新規顧客の集客ができない…」
お客さんを増やすことができなかったのです。
チラシを配る、イベントに出る、知人に声をかけるなど…
できることはたくさんあるとわかっていたのに、私はそれを避けていました。
小学校のときにあった、逃げ癖です。
「カッコ悪い」
「営業っぽくて嫌だ」
そう感じていました。
それでも、自分なら何とかできるのではないかと、本気で思っていました。
そんな中、「集客システム」の営業がやってきました。
色々な説明はされていました。5年間払い続けなくてはいけないこと、システム購入後キャンセルはできないことなど。
しかし、私は集客ができさえすればいいと思っていました。
当時リピート客のLTVは6万円、つまり1人来店しリピートさえしてもらえれば、6万円は生まれるという計算です。
その考えも根底にあり勢いで契約してしまいます。
その金額――
500万円。
冷静さを失っていた私は、その大金を借金で賄い、導入を決定。
これが私のメンタルをえぐることになります。
リピート率0%。初めて知った「キャッシュが尽きる」現実
システム経由で来たお客さんのリピート率は、まさかの0%。
私が想定していた層とはまるで違う人たちが集まり、まったく継続してもらえませんでした。
気づけば、もともと6万円あったLTVは5000円に激減。
資金は底をつき、支払いは滞り、心も体も疲弊。
完全にうつ状態にまで落ち込みました。
それでも支払いの期日は待ってくれません。
ところがお金もありません。
これが“キャッシュが枯渇する”ということなのだと、私は身をもって知りました。
…(なんで、もっとちゃんと考えなかったんだ…)
悔しさと情けなさと後悔に押しつぶされながら、私は再び就職する道を選ぶことにしました。
トレーナー経験と“失敗談”が活きた再就職
新しい職場は以前勤めていた整形外科より拘束時間が3時間短く、給料は手取りで約10万円も多い28万円という好条件で決まりました。
もともとは手取り23万円程度で募集をかけていたところ、5万円も多くなりました。
なぜか?
面接で以下のことを伝えました。
- トレーナー経験があること
- 整体を開業していたこと
- 国立大出身であること
- 医師に論文をほめられていたこと(しかも院長の大学の後輩だった)
私の過去の“挑戦と失敗”がむしろ評価されました。
ささいなことかもしれませんが、これまでの経験は必ず役に立つのだと、そう思いました。
借金返済のため、せどりをスタート
就職と同時に、副業としてせどり(転売)を始めました。
Amazonで売れる商品を仕入れて販売する「電脳せどり」を、すき間時間で実践。
半年後、月商100万円(利益12万円)を突破。
利益率は約12〜15%。
月に12〜15万円の副収入ができました。
これまでのビジネスの知識も活かすことができ、
「やっと希望が見えてきた――」
そう思った私は、さらに事業拡大を狙い始めます。
売上は順調に伸びていたけれど、家には大量の商品が…
毎日の梱包作業に心が折れそうになっていました。
外注するという選択をとれなかった当時の自分が恨めしいです。
…(これ、全部やっていたら体力がもたない…)
その時、目についたのが、無在庫転売ビジネス(ドロップシッピング)
商品を売れたら、そのまま購入者に直送するため、梱包も必要がないし、外注化もしやすいと思い、始めることにしました。
それがまた、大きな落とし穴へとつながっているのでした。
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