
「起業したのに、気がつけば自分が一番働いている…」
「作業量が多すぎて、全然時間がない…」
副業・起業に挑戦していると、こんな状態によく陥ります。
起業家が売上と自由を両立するには、“自分が動かなくても利益が出る仕組み”=システム化が不可欠です。
この記事では、あなたのビジネスを「自分が抜けても回る」状態にするためのシステム化4ステップを、具体的に解説します。
- システム化とは
- システム化の定義
- システム化4つの手順

かっつん
✔️理学療法士起業家
✔️理学療法士をしながら様々な事業に取り組み家族との幸せな生活を実現
✔️副業利益500万円超
✔️副業で月30万円以上を目指すための“起業家マインド”と“ビジネスの知識”を発信
目次
システム化とは?
システム化とは簡単に言えば、「決まったものを入れたら、決まった結果が返ってくる仕組み」のことです。
例えば自動販売機。
100円を入れたら、必ず選んだ飲み物が出てきますよね?
毎回違うものが出てきたら、それは“仕組み”とは呼べません。
ビジネスでも同じ。
「Aという集客をすれば、Bという売上が発生する」
という予測可能な仕組みを持つことが、システム化のゴールです。
システム化の定義
システム化の定義はルール等で決まっているわけではありません。
しかし、定義を決めておくことで情報を共有したりルールの設定をしやすくなります。
そのため、私かっつんはシステム化を定義しています。
私が伝える上でのシステム化の定義は
【自動化】+【結果の保証】
です。
自動化は当然できていたいとだめです。
その上で同じ結果が返ってくることが大切です。
先ほどの自動販売機の例で言うと、
お茶のボタンを押しているのに、コーラが出てきたら困りますよね?
お金を入れて、お茶のボタンを押したら、お茶が出てくる。
自動化+結果の保証ができているから、システムになります。
システム化4つの手順
システム化の手順は次のとおりです。
- 構造化する
- ITツールで自動化する
- 人に任せる
- 自分がやるのは判断だけ
手順①|事業を構造化する(=構成要素に分解する)
まず最初に、あなたのビジネスが「どんな工程で成り立っているか」を明確にします。
ビジネスの基本的な流れは
集客→営業→販売→商品提供→フォロー
ですね。
例えば、整体院で考えてみましょう。
- 集客(SNS投稿、広告など)
↓ - HP閲覧
↓ - 問い合わせ対応
↓ - 来店予約
↓ - 来店確認
↓ - 来店・サービス提供
↓ - 支払い
↓ - 退店・アフターフォロー
この流れですね。
このように業務を細かく分けることをビジネスの構造化と呼んでいます。
ポイントはお客さんがあなたのサービスを認知してから購入するまで、どのような過程を経るのかを書き出すことです。
こうすることで、何をツールに任せられるか/人に任せるか/自分がやるべきかが見えてきます。
手順②|IT・ツールでできるところを自動化する
次に、自動化できる部分はIT・ツールで対応します。
これまであなた自身が対応していたところをIT・ツールに任せることで、あなたの時間が増え、他のことに使うことができます。
先ほどの整体院の例で言うと、
- 集客(SNS投稿、広告など)
=>SNSの投稿を予約投稿にする - HP閲覧
=>HPを整理してお客さんがスムーズに予約できるようにする。 - 問い合わせ対応
=>LINE等の登録後すぐに問診アンケートを実施する。 - 来店予約
=>カレンダーなどからお客さんが自分で空いている時間に予約できるようにする。 - 来店確認
=>予約した時間に通知がいくように設定する。 - 来店・サービス提供
=>来店しやすいようにお店までの道のりをショート動画にする。
サービス提供はあなたがやる - 支払い
=>POSレジを採用して自動決済できるようにする - 退店・アフターフォロー
=>来店から数日後にアフターフォローや紹介クーポンメール(LINEなど)が送られるようにする。
このようにIT・ツールができることは任せることで、あなたが動く時間を減らすことができます。
ITツールは「安く・正確に・感情なく」動いてくれるため、人件費よりも安く確実に仕組みを回せます。
手順③|ITでできないことは“人に任せる”
次にIT・ツールでできないことを人に任せます。
すべてをツールで置き換えることは不可能です。
顧客対応、文章作成、動画編集など、“人の感覚”が必要な業務は信頼できる人に外注・委託します。
整体の例で言うと、
顧客対応を依頼する。
SNSの投稿を外注する。
なんかが当てはまります。
ここで大切なのは、マニュアルを作って再現性を保つこと。
人に任せた瞬間に品質がブレるなら、それはシステム化とは言えません。
システム化の定義は
自動化+結果の保証
ですから、品質が変わってしまうと結果が保証されてないということです。
手順④|人にも任せられない“判断”や“戦略”だけ自分がやる
最後に、自分にしかできないことだけに集中します。
たとえば:
- 事業の方向性を決める
- マーケティング戦略を設計する
- 新規事業やキャンペーンの企画
- 自社独自のノウハウ開発
これらは経営者であるあなたが取り組むべき領域です。
ここに時間とエネルギーを集中させることが、ビジネスの成長スピードを大きく高めます。
経営者に大切なことは、「自分を抜いたビジネス」を作ること
システム化とは、単に楽をするためのものではありません。
むしろ、“自分というリソースを経営に集中させるための手段”です。
あなたの時間が、発信や集客の「作業」に使われているうちは、事業は天井を打ちます。
でも「仕組みを作る側」に立てば、1→10、10→100という拡張が可能になります。
まとめ:システム化4つの手順
システム化の4つの手順をまとめると以下の通りです。
- 構造化する:業務を分解して見える化する
- ITツールで自動化する:できるだけ機械に任せる
- 人に任せる:ツールでできない感覚領域を外注
- 自分がやるのは判断だけ:戦略と設計に集中
この流れに従えば、あなたも「働かなくても売上が立つ」ビジネスをつくることができます。
最初はなかなかシステム化までは頭にないかもしれませんが、忙しくなり、時間がなくなった時、さらに事業を拡大したくなった時ににシステム化を検討してください。

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