理学療法士で年収1000万円は可能?収入の現実と事例、実現するためにやるべきこと

かっつん
こんにちは。理学療法士起業家のかっつんです。

「理学療法士として年収1000万円なんて、現実的じゃない。」

多くの理学療法士がそう感じているのではないでしょうか?
確かに、病院勤務の理学療法士の平均年収は約450万円前後。
管理職になっても600万円を超えるのは一部で、「年収1000万」は夢物語のように思えるのも無理はありません。

しかし、年収1000万円を実現している理学療法士も少なからず存在します。

私は、理学療法士をしながら給与をもらいながら、自身の事業での収入もあり、年収1000万円の給与を得ている人とそう変わらない暮らしになっています。

彼らは決して特別な国家資格を追加で取得したわけでも、起業家として天才的なセンスを持っていたわけでもありません。

違いは、「年収を上げるための考え方」と「そのために踏み出した行動」にあります。

今回は、理学療法士の収入の現実と、あなたが「年収1000万円」という目標を現実的に達成するための方法を解説していきます。

この記事でわかること
  • 理学療法士の収入が頭打ちになる3つの要因
  • 年収1000万を実現している理学療法士の実例
  • 理学療法士が年収1000万円を実現するには
この記事を書いた人
かっつん

かっつん

✔️理学療法士起業家

✔️理学療法士をしながら様々な事業に取り組み家族との幸せな生活を実現

✔️副業利益500万円超

✔️副業で月30万円以上を目指すための“起業家マインド”と“ビジネスの知識”を発信

理学療法士の収入が平均年収

まずは、理学療法士として働くうえでの年収の現実を直視しましょう。

厚生労働省「賃金構造基本統計調査(2023年)」によると、理学療法士の平均年収は約450万円
これは全年代の平均であり、20代では300万台前半、40代でようやく500万円に届くかどうかという水準です。
また、役職についたとしても昇給幅は限られ、病院勤務で年収600万を超えるのはごく一部の管理職や経営層に限られます。

せっかくの専門職になっても、給料に不満があってはもったいないです。

理学療法士の収入が頭打ちになる3つの要因

どうして理学療法士の収入が増えないのか。

それは収入が頭打ちになる3つの原因があるためです。

理学療法士の収入が頭打ちになる3つの要因
  • 診療報酬制度による制限
  • 時間労働の限界
  • ビジネス教育を受ける機会がない

要因1:診療報酬制度による制限

理学療法士の報酬は「医療保険制度」に依存しており、提供するサービスの単価が国によって決められています。

スキルや成果に応じて報酬が変動するわけではなく、どれだけ頑張っても点数に上限があるのです。

要因2:時間労働の限界

1日8時間、週5日勤務での収入はある程度決まってしまいます。
時間を切り売りする働き方では、月収・年収の上限を突破するのは非常に困難です。

これは理学療法士に限らず一般的な会社員でも同様です。

要因3:ビジネス教育を受ける機会がない

理学療法士養成校では、医学知識や臨床技能は教えてくれますが、
「収益構造の作り方」「お金を生み出す考え方」については一切触れられません。

結果として、「どれだけ優秀でも稼げないセラピスト」が大量に生まれる現状があります。

こうした構造を理解しないまま、「経験年数を積めば収入が上がるはず」と盲目的に働き続けても、実際にはそこまで大きく変わらないという事態に陥ってしまいます。

年収1000万を実現している理学療法士の実例

以上のように、理学療法士はなかなか収入を上げられない職業です。

ですが、中には年収1000万円を超えている理学療法士もいます。

ここでは、実際に年収1000万円を実現できる4つの成功事例を紹介します。

年収1000万円の事例
  1. 実績が病院(会社)に認められ、年1000万円の雇用契約
  2. 自費リハビリ・整体での開業
  3. 法人と契約し予防医療を提供
  4. 情報発信での収益化(ブログ)

事例1:実績が病院(会社)に認められ、年1000万円の雇用契約

プロスポーツチームのトレーナーとして活躍していたこともあるAさん

自身の技術を発信しており、本の出版もしていた。

病院に就職する際、これまでの実績が認められて、年1000万円の雇用契約を結ぶことに成功。

事例2:自費リハビリ・整体での開業

理学療法士が運営する自費整体を開業したBさん

これまで病院の保険診療という枠組みで提供していた治療技術を、自身の整体で発揮。

月80〜100万円の売上を出して、年収1000万円に到達。

事例3:法人と契約し予防医療を提供

理学療法士をしながら、法人と契約し予防医療を提供しているCさん

月1回の訪問で、作業環境の改善や従業員の健康指導をすることを条件に、月5万円で法人と契約。

全部で15社と契約ができ、給与所得と合わせて、年収1000万円を達成。

事例4:情報発信からの収益化(ブログ)

自身の趣味でもあるガジェットについての情報発信ブログをしているDさん

3年前からブログを運営して、着実に読者を増やしていた。

ブログ内でおすすめのガジェットを紹介し、そのアフィリエイト報酬として月50万円稼ぐ。

給与と合わせて、年収1000万円を超える。

理学療法士が年収1000万円を実現するには

成功事例はよくあるものを持ってきました。

1つ目の事例は、本の一握りしか実現できないものでしょう。

しかし、2〜4の事例は共通点があり、誰でも実現できるものです。

これらの成功事例に共通しているのは、「医療機関の外で価値提供をしていること」です。
つまり、働く場所や方法を変えることで、収入の上限も大きく変わるということ。

そして、ここで重要なのは、“ただ臨床スキルがある”だけでは年収1000万には到達できないという現実です。

高年収を実現している人たちは、例外なく、

  • ビジネスの基本を学び、
  • 顧客の課題に応じたサービスを設計し、
  • 集客やリピートの仕組みを自ら構築している

という、“起業家としての視点”を持っているのです。

言い換えれば、理学療法士として高収入を目指すなら、“起業家マインド”を持ち、時には自ら事業を作る必要があるということです。

そのためには“起業家6つの力”を鍛えることが非常に重要です。

起業家6つの力とは、あなたがビジネスで成功するために必要な6つの力のことで、稼ぐための基礎力といってもいいです。

詳しくはこちらの記事で解説していますので、参考にしてください。

まとめ:理学療法士で年収1000万円は可能?収入の現実と事例、実現するためにやるべきこと

ここまでいかがだったでしょうか?

理学療法士の年収は上がりづらいのが現状です。

その要因として、

理学療法士の収入が頭打ちになる3つの要因
  • 診療報酬制度による制限
  • 時間労働の限界
  • ビジネス教育を受ける機会がない

ということが挙げられます。

しかし、年収1000万円を実現している理学療法士がいるのもまた事実です。

そのほとんどが、自身で何かしらのビジネスをすることで収入を得ています。

あなたが、年収1000万円以上を実現したいと思っているのなら、まずは起業家6つの力を鍛えてください。

ビジネスに挑戦するにしても、一般企業に転職するにしても、必ず役に立つ力です。

私も、よりビジネスが拡大できるように日々奮闘しています。

一緒に頑張っていきましょうね!