【ビジネスの知識】ビジネス成功の2つの鍵、“ターゲット”と“コンセプト”を決めるための3C分析と5つの質問

eyecatch
かっつん
こんにちは。理学療法士起業家のかっつんです。

ビジネスを始める際に、
「とりあえずブログから始めよう!」
「せどりで稼げるって聞いたからやってみよう」


…そんなふうに“行動ファースト”でスタートする方も多いと思います。

その姿勢自体はとても素晴らしいのですが、準備なしに始めてしまうと、思うように成果が出ずに挫折してしまうケースも少なくありません。

特に大切なのは「誰に・何を届けるのか」を最初に決めること。

ビジネスが成功するかどうかは事前に決めたビジネスモデルがうまくいくかにかかっていると言っても過言ではありません。


そのために必要不可欠なのがターゲットとコンセプトの明確化です。

この記事では、マーケティングの基本フレーム「3C分析」を用いながら、自分にとって最適なターゲットとコンセプトの設計方法を解説します。


この記事でわかること
  • ひとり起業成功2つの鍵
  • コンセプトとターゲットを分析するC分析
  • ひとり起業のコンセプトを決定するための5つの質問
  • コンセプトは信念の矢を通す
この記事を書いた人

かっつん

✔️理学療法士起業家

✔️理学療法士をしながら様々な事業に取り組み家族との幸せな生活を実現

✔️副業利益500万円超

✔️副業で月30万円以上を目指すための“起業家マインド”と“ビジネスの知識”を発信

ひとり起業成功2つの鍵

冒頭にも説明した通り、ひとり起業を成功させるためには“明確なターゲット設定”と“コンセプトメイキング”の2つが鍵となります。

明確なターゲット設定

「誰に向けた商品・サービスなのか?」が不明瞭だと、ビジネスの方向性がブレてしまいます。

例えば、「健康に関心がある人」と言っても、

「20代のダイエット志向の人」
「50代の健康維持を意識する人」
では、響く言葉が異なります。

20代の方には
「1ヶ月で−3kg!?メリハリのある美ボディを作る30日間のオンラインプログラム」
というのは響くかもしれませんが、50代でも美ボディになりたいと思う人はそう多くないかもしれません。

50代の方には
「毎日たった3分で健康習慣!生活習慣病を予防する特別オンラインセミナー」
というのが刺さるかもしれません。

このように、ターゲット像をはっきりさせることで、メッセージや集客の戦略がブレなくなります。


コンセプトメイキング

いい商品であっても、「誰でもやってること」では埋もれてしまいます。
大切なのは、「なぜ自分の商品が選ばれるのか?」を明確にすること。

例えば、同じダイエットでも、

  • 理学療法士が開発したプログラム
  • 完全マンツーマンのオンライン指導
  • リバウンドしにくい“体質改善”に特化

といったように、自分ならではの強み(USP)を打ち出すことで、選ばれる理由が生まれます


ターゲットとコンセプトを分析する3C分析

コンセプトを設計する際に使える、非常に有効なフレームワークが「3C分析」です。
ビジネスを構成する3つの重要な視点から、自分の立ち位置を整理していきます。

3Cとは
  • Customer(顧客):どんな悩みを持った人に届けるか
  • Competitor(競合):同じターゲットを狙っている他者はどんな人か
  • Company(自分):自分にはどんな強みがあり、どんな価値を提供できるか



実は、多くのビジネス初心者が分析の順番を間違えてしまいます。

多くのビジネス初心者は

  1. 自分がやりたいことを決める(Company)
  2. ターゲットを決める(Customer)
  3. ライバルを分析する(Competitor)

という順番で行います。

これを専門的にいうとプロダクトアウトと言います。
(覚える必要はありません)



しかし、最短で大きく成功するのは

  1. ターゲットの悩みを知る(Customer)
  2. ライバルの分析をする(Competitor)
  3. コンセプトを決める(Company)

という順番です。

これをマーケットインと言います。
(こちらも覚える必要はありません)

どうしてそうなるのかを詳しく説明していきます。


多くのひとり起業家が間違うコンセプトメイキングの順番

  1. 自分がやりたいことを決める(Company)
  2. ターゲットを決める(Customer)
  3. ライバルを把握する(Competitor)

の順番でコンセプトを決めると、一見上手くできそうな気がします。


では何が問題かというと、この順番だと、あなたに都合のいいターゲットを創作しがちな点です。



あとで詳しく説明していきますが、あなたがの情報を都合よく知りたいと思っている人はほぼいません。(コンセプトが良ければ別です。)



よくあるのが、日常を書いていくブログですね。


あなたの日常に誰も興味はありません



例えば、あなたがネットサーフィンをしているときに、芸能人・有名人以外の誰かの日記ブログを読んだことはありますか?

おそらくないでしょう。



もちろん日記ブログではなく、きちんと有益な情報を発信しているブログを書いている人もいます。


じゃあ、その情報をほしいと思っている人は、どうしてあなたから情報を得る必要があるのでしょうか?


あなたの持っている情報は他でも得ることができるのではないでしょうか?



わざわざあなたから情報を得る必要がないんです



しかし、上手くいくと思ってブログを書いて、結局読者がつかず、失敗するというパターンが初心者にはありがちです。
(私も昔おなじパターンで失敗しました。)


これはブログでの例ですが、ビジネス全般に言えることです。


最短で成功するコンセプトメイキングは…

最短で成功するのは

  1. ターゲットの悩みを知る(Customer)
  2. ライバルの分析をする(Competitor)
  3. コンセプトを決める(Company)

の順番です。



先ほどのようにブログを例としましょう。


どうして、あなたの情報を読者がほしいかというと、悩みがあるからですよね



あなたが読者の立場になってみましょう。

何かあなたが悩みを持っているとします。

しかも、いくらネットで検索しても、その悩みについての詳しい情報は出てきません。



そこに、個人のブログですが、まさにその悩みを解決してくれる情報があったらどうでしょう?


興味が出て、もっと読みたくなりませんか?



どうして、あなたのブログを読者が読むかというと、

どうしても解決できない悩みがあるからです。




ブログコンセプトを決めるときに、

読者の立場になって、何を悩んでいるか、・・・①

そして、ライバルがその悩みを解決しているかどうか・・・②

ライバルが悩みを解決していないからこそ、あなたのブログの情報が読者にとって有益になるわけです。・・・③


「そんなこと言われても、解決できない悩みやターゲットを決めるって難しいよ!」

そんなあなたのために、コンセプトを決めるときに役立つ5つの質問をご紹介します。



ひとり起業のコンセプトを決定するための5つの質問

ブログコンセプトを決める際には、以下の5つの質問に順番に答えてください。

コンセプトを決定するための5つの質問
  • Whom・・・誰に商品を販売するのか
  • What・・・商品を購入するとどうなるのか
  • Why・・・なぜその活動をするのか
  • How・・・どのように目的を達成するのか
  • Who・・・誰が販売しているのか

詳しく説明していきます。


Whom:誰に商品を販売するのか

あなたの商品は誰のための商品なのでしょうか。


簡単に言うとターゲットです。

どんな人がターゲットなのかですね。



ここで補足ですが、ターゲットとペルソナを間違えないようにしてください。

ターゲットというのは、あなたの商品を買ってくれると予測される人たちのことです

ターゲットの例
  • 結婚をするためにモテたいと思っている20代女性
  • 仕事を辞めたいと思っている公務員
  • 勉強に励みたいと思っている理学療法士



ペルソナとは、あなたの商品を購入してくれるたった1人の理想客のことです。


ペルソナの例
26歳、独身。東京で1人暮らしをしており、バリバリ仕事をこなしている。女子高・女子大という学歴があり、これまで恋愛には縁が遠く、恋愛経験はほとんど0。仕事も慣れて、将来のことを考えたら、今から準備して30歳までには結婚したいと思っている。家事はほとんどやらず、外食ばかりしている。スイーツが好きで、ここ1年で3㎏ほど太った。このままでは女子力がないことで結婚できないかもしれないと焦りを感じつつあり、女子力を上げるための方法を模索している。



どうでしょうか。



こう見ると、全然違いますね。


ターゲットは広くても問題ありません。

ライバルとか関係ないです。



あなたの商品がほしいと思うには、次のWhatとWhyの2つが重要になってきます。


What:商品を購入するとどうなるのか

あなたの商品を購入すると顧客はどうなるのでしょうか。


これは調べていて意外に思ったのですが、


このWhat=目的がハッキリしていないひとり起業家の人ってけっこうたくさんいるんですよね


あなたの商品を購入することでお客さんはどうなっていくのでしょうか?

ターゲットが求めている理想の状態になれるのなら、あなたの商品を買いたいと思いますよね。

目的は、ターゲットが求めている理想の状態にしましょう。


ここでのポイントはメリットとベネフィットの両方を打ち出すことです。


メリット、ベネフィットについてはこちらの記事も参考にしてください。

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Why:なぜその活動をするのか

あなたがどうしてその活動をしているのかです。


理念や信念ともいいますね。

あなたにどんな信念があって、どういう理由があるからひとり起業をしているのでしょうか。

これを明確にすることでお客さんはあなたのファンになります。


また、Whyには信念の他にもう1つ、

どうしてその商品が必要なのか

という視点があります。


コンセプトメイキングのところで少し触れましたが、お客さんが何悩んでいて、どの状態が足りないのか、ライバルで埋められないのはなんなのかという理由づけが大変重要になってきます。


あなたの商品がどうしてお客さんに必要なのかを考えるようにしましょう。



How:どのように目的を達成するのか

HowにもWhyと同じように2つの視点があります。

1つは、あなたがお客さんの理想をどのように叶えるのか。

2つめは、どうすればお客さんの理想の状態になるのか。

です。



あなたが読者さんの理想をどのように叶えるのでしょうか。



これは、あなた視点で、どんな戦略があるのかです。



ブログで悩みを解決するのしょうか。

メルマガで情報を教えるのでしょうか。

YouTubeやnoteで理想の状態を叶えるのでしょうか。

また、どうすればお客さんの理想の状態になるのでしょうか。


これは、悩み解決のノウハウの部分です。



例えば、モテるようになるには、

痩せればいいのでしょうか。

髪型に気を付ければいいのでしょうか。

トークを磨けばいいのでしょうか。



How=どのように

という質問は『戦略』と『ノウハウ』2つの視点で考えましょう。


Who:誰が販売しているのか

商品を販売しているあなたはいったい誰なのですか。


これも調査していて思ったのですが、商品を販売している人がどんな人なのかわからないひとり起業家とても多いです。


あなたの強みはいったい何なのでしょうか?

どんなストーリーがあるのでしょうか。



これをハッキリして、プロフィールを作るとお客さんはあなたのファンになってくれます。


あなたがいったい誰なのかを伝えましょう。



コンセプトは信念の矢を通す

上記までのコンセプトメイキングでターゲットとコンセプトは

『信念の矢が通るようにしましょう』



重要なことなのでもう一度伝えると、

『信念の矢が通るようにしましょう。』



なんのこっちゃと思うかもしれませんね。




信念の矢とは、

1つの信念によってターゲットやコンセプト、商品を一貫するということです



例えば、

体脂肪率を15%以下にしたい男性に、

体脂肪率を15%以下にする情報を発信して、

体脂肪率を15%以下にするための商品を紹介する。

というのは、全て体脂肪率15%以下にするという『信念』でまとまっていますよね。


これが信念の矢です。

一見するとあたり前のように思いますが、この信念の矢がブレてしまう人が大変多いです。



例えば、

体脂肪率が15%以下にするブログで、

「おすすめの副業はこれ」

と紹介するケース。



体脂肪率と関係ないじゃん!

と言いたくなりますが、実際書いているとわからなくなってしまうんですよね…


信念の矢が通っていないと、読者さんが疑問を感じ、ファンになってくれません。


コンセプトメイキングをするときは必ず『信念の矢』を通すようにしましょう。



まとめ:3Cと5つの質問を利用して、ターゲットとコンセプトを明確にしましょう

以上、ターゲットとコンセプトのお話でしたが、いかがだったでしょうか?

振り返ると3Cというのは、

3C
  • Customer(顧客):どんな悩みを持った人に届けるか
  • Competitor(競合):同じターゲットを狙っている他者はどんな人か
  • Company(自分):自分にはどんな強みがあり、どんな価値を提供できるか

これらの事でしたね。

そして、3C分析をしてコンセプトとターゲットを決める際の手順は

ビジネス
  1. ターゲットの悩みを知る(Customer)
  2. ライバルの分析をする(Competitor)
  3. コンセプトを決める(Company)

この順番で考えることがおすすめということでした。

また、具体的なターゲットとコンセプトを決めるための5つの質問もありました。

コンセプトを決定するための5つの質問
  • Whom・・・誰に商品を販売するのか
  • What・・・商品を購入するとどうなるのか
  • Why・・・なぜその活動をするのか
  • How・・・どのように目的を達成するのか
  • Who・・・誰が販売しているのか




コンセプトメイキングは、ひとり起業において、根幹となる部分ですから、時間がかかってもいいので、きちんと作りましょう。

ビジネスを進める中で、コンセプトやターゲットが変わっていくこともあるかもしれません。

そんな時に、この3C分析と5つの質問を思い出して利用してくださいね!


もし、コンセプトに関しての質問や『このコンセプトを見てほしい』などの相談がある場合は、コメントをしていただければ、対応しますので、気軽に連絡してくださいね。



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