平昌オリンピック金メダリスト羽生結弦に学ぶエッセンシャル思考

(※このページは2022年7月20日に更新されました。)

かっつん
こんにちは。起業家理学療法士のかっつん(→https://twitter.com/kattunn_01)です。

GPファイナルで惜しくも2位となってしまった男子フィギュアスケートの羽生結弦選手ですが、彼が平昌オリンピックの時に金メダルを取ったときの言葉を今でも覚えています。

そこには、彼がいかにすごい思考を持っていたのかが見え隠れしていました。

彼は日常全てのことをエッセンシャル思考を持って臨んでいたのです。

今回は平昌オリンピックの時の羽生選手の思考のお話です。

羽生選手は怪我から金メダルを取るまでにエッセンシャル思考を元に行動していた

まずは、松岡修三さんのインタビューで羽生結弦選手が答えた言葉をご覧下さい。

「連覇のためだけに幸せを全部捨てようと思いました。普段のこととか、考え方です。“あ、今この幸せいらない”とか。身近にあるものをすべて捨て去ってきた感じです」

~平昌オリンピック男子フィギュアスケートフリー後のインタビューから~

羽生選手は、オリンピック連覇をするために必要なこと以外全てを捨ててきたのです。

これこそ、エッセンシャル思考そのもので、他のどんなことよりも羽生選手が金メダルを取ることができた原因であると僕は思います。

エッセンシャル思考とは…

ここで、成功のための優れた考え方『エッセンシャル思考』をご紹介します。

エッセンシャル思考というのは

「必要なこと以外の行動をしない」

という考え方です。

7つの習慣をいう有名な本を書いているスティーブン・コヴィーは次のような言葉を残しています。

一番大切なことは、一番大切なことを、一番大切にすることである

~スティーブン・コヴィー~

羽生選手の場合は一番大切にすることは『金メダルをとること』で、金メダルをとることを一番大切にしていたのでしょう。

その問題は解決せんでええ

経営コンサルタントで次世代起業家育成セミナー特別編を発信している加藤将太さんのレポートに『その問題は解決せんでええ』というものがあります。

これもエッセンシャル思考のことを書いてあるのですが、内容を簡単に説明すると

その問題を解決するのに、関係ないことならば、その問題は解決せんでええ

ということです。

加藤さんは、問題解決をする際に次のような問いを投げかけるのだそうです。

今起こっている問題は、あなたが○○することと、どう関係がありますか?

~その問題は解決せんでええ~

○○にはあなたの目標が入ります。

そして、その問いを投げかけた答えが『Yes』のこと以外を全て無視するのだそうです。

つまり、その問題に関係がないことは全て無視して関係があることだけをやりなさい

ということです。

羽生選手のインタビューをもう一度見てみます。

連覇のためだけに幸せを全部捨てようと思いました。普段のこととか、考え方です。“あ、今この幸せいらない”とか。身近にあるものをすべて捨て去ってきた感じです

羽生選手は

「今、この幸せを手にすることは、金メダルを獲得することと、どう関係がありますか?」

という質問に対して、関係のないことを全て捨てたのです。

関係ないことを捨てることによって、金メダルをとるために必要なことだけをやってきたのです。

捨てることの重要性

羽生選手は、「やるべきこと以外を捨ててきた」と言っています。

実はエッセンシャル思考において重要なことがこの「捨てる」ということです。

先ほど、『その問題は解決せんでええ』のお話をしました。

物事の中には、今起こっている問題が、目標達成することにほんのちょっとだけ関わっているということがあります。

例えば、羽生結弦選手の場合で言うと、ゲームをすることは、金メダルを取ることとは関係ないけれど、リラックスして次の練習に集中するという点ではちょっと関わっているようにも思えます。

このときに、『捨てる』ということが大切になるのです。

ほんのちょっと関わっていることよりも、より大きく関わっていることを優先することが大切です。

マネジメントの父と言われているピーター・ドラッカーは次の言葉を残しています。

元々すべきではなかったことを能率・効率よくすることほど無駄なことはない

~ピーター・ドラッカー~

いらないことを効率することは無駄なのです。

そこで、僕は自分で先ほどの『その問題は解決せんでええ』という考えにもう一つ自分への質問を追加するようになりました。

「その問題は、あなたが成功することとどう関係がありますか?」

「では、さらに良い方法はありませんか?

この一文の追加によって、必要ないことを捨てることができました。

いらないことを思い切って捨てた羽生選手はさすがですね。

エッセンシャル思考が足りない例

ここまで話してきたエッセンシャル思考について、ちょっとは理解できたかと思います。

そこで、僕が実際に体験した、エッセンシャル思考がで足りない時の例をご紹介します。

日常的にこんなことが起こってるんだという気づきのために、読んでください。

僕が初めて就職した整形外科で実際にあったことですが、そこでは物の位置がきちんと決まっていることを大切にしているところでした。

あるとき問題が起こって、

「2本のモップの位置が左右逆なんだけどなんで?」

と2番目に偉い人(院長の次に偉い)に聞かれました。

ようはモップ①がモップ②の定位置にあり、モップ②がモップ①の定位置にあったのです。

※2つは隣同士のため、差は特にありません。

そこで僕が聞きました。

「モップ①とモップ②の位置が逆になることで、患者を治すこととどう関係があるんですか?」

返ってきた答えは…

「それがルールだから」

でした。

この時に、僕は

「この会社を辞めよう」

と思うようになりました。

これは、エッセンシャル思考が足りない例です。

まとめ:エッセンシャル思考を応用する

何かをやろうと思ったときに、

今やろうとしていることは〇〇することとどういう関係がありますか?

と質問を投げかけてください。

関係ないことであれば、捨てる。

関係あることならばやる。

「そしてより良い方法がないか」

をもう一度考えてください。

エッセンシャル思考を持つだけで、すさまじく成功スピードが上がります。

あなたもエッセンシャル思考を身に着けてみてください。

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