(※このページは2021年6月22日に更新されました。)
今回はコンプレックスが強みになった例です。
話が聞きやすい人っていますよね。
その人の特徴としては
「滑舌が良い」
「しっかりはっきり話す」
「聞き取りやすい速度で話す」
などです。
アナウンサーさんなんかは、とても聞き取りやすい話し方をしてますね。
ところが、世の中の人みんながそのような話し方かと聞かれると、そんなことはないですよね。
僕なんかはとても早口な方で、ゆっくり話がしたくても、気づいたら早口になっています。
滑舌もそんなに良くなくて、カ行・サ行・タ行・ザ行で噛んでしまうことは多々ありました。
滑舌にコンプレックスがあった僕ですが、とある会話をきっかけに思わぬ強みを知りました。
今回は、僕の滑舌のお話です笑。
高校時代の送辞・答辞でめちゃくちゃ噛む
高校時代生徒会に入っていたのですが、そこそこ成績が良かったためか、部活をやっていたからかわかりませんが、
2年生のときに送辞(卒業生を送る言葉)
3年生のときに答辞(卒業するときのお礼の言葉)
を任されました。
2年生のときに送辞を任され、担任の先生と練習をしたときに
「お前、気づいてないかもしれないが、かなり早口だぞ。もっとゆっくり話した方が聞き取りやすい。」
と言われました。
それまで気にもしてなかったのですが、どうやら僕は、人よりも早口らしいです。
おまけによく噛んでしまいます。
送辞の練習の際もつっかえることが多かったです。
「噛むのは早口だからだよ。ゆっくりはっきり話しても、そこまで遅く感じないからやってみな。」
と言われ、意識してみましたが、どうにも遅く感じてしまいます。
なんとか、ゆっくり話すことで、つっかえることは回避しましたが、
全く慣れませんでした。
迎えた本番。
緊張していたためか、普通に噛みました笑。
特に誰も笑ってませんし、誰も何とも思ってなかったと思うのですが、めちゃくちゃ恥ずかしかったことを覚えています。
そんな結果だったにも関わらず、次の年に答辞をすることになりました。
送辞の失敗を踏まえて、再度挑戦。
迎えた本番。
「在校生のみなさん。かがや…輝かしい未来に向かって」
はい、かみまみた笑。
(元ネタ知らない人はすみません汗)
それ以来、『滑舌』は僕のコンプレックスコレクションに入ることになりました。
早口だからこそ強みに気付いた
早口で滑舌が悪いということで、初めて話をするときに緊張するようになりました。
思えば、僕の人見知りを加速させたのもこれが原因かも…
とある日、友達と会話していると、
「かっちゃん(僕のニックネーム)って、めちゃくちゃ頭の回転速いよね。」
と言われました。
僕としては、
…はて?
というような感じなのですが、その友達曰く
「次々と言葉が出てくるから、それだけ頭の回転が速くないとできないでしょ。それに、要領がいいし、論理的ですごいよね。」
とのこと。
なんと、僕は頭の回転が速かったのか!そして要領が良かったのか!
とこの時に知りました。
早口になっているのは、どんどん思考が出てくる上に、それを処理しないといけない分、脳を回転させているのだと、気づいたのです。
実際、頭の回転が速いと思う場面が多くなりました。
聞かれたことに対して、追加情報を加えて話すたりするところ。
=>1聞いたら10返ってくると言われたことも
問題が起こったときの改善案がとっさに出てくるところ。
上げようと思ったらキリがありません。
自分の頭の回転が速いということが自信に変わり、会話をしているときに、相手の様子を見る余裕もできるようになりました。
早口である分、いろいろ情報を伝えすぎることもあるようで、相手の顔を見て、ある程度会話の折り合いをつけられるようになってます。
(顔色をうかがうのは僕の弱みでもあったところです。)
強みがわかり、自信となった。
強みがわかり、自信が出たことで、より客観的に物事を見れるようになりました。
でも実際は僕自身、気が付かなかったことです。
なんならコンプレックスだったことです。
しかし、頭の回転が速いということが自信になってから、早口で話すこと、滑舌が悪いことを気にしなくなりました。
(面白いもので、滑舌が悪いことで自虐してしまうほどです。)
コンプレックスを強みに変え、自信が出ると、今まで悩んでいたことが、楽になります。
どうして悩んでいたのかと自問自答するほどに。
まとめ:コンプレックスの視点をズラすと強みが見つかる
自分のコンプレックスでも、視点をズラすと強みになるものです。
早口であることがコンプレックスでも、視点を変えると頭の回転が速い
と言われる。
これはほんの一例です。
あなたも、自分のコンプレックスの裏側には自分自身でも気が付かない『強み』があるのです。
そのことに気が付いた瞬間、今とは違った世界を見ることができるかもしれません。