(※このページは2021年6月21日に更新されました。)

かっつんが利益50万円を出したノウハウの1つに『無在庫輸入転売』というものがあります。
文字通り、無在庫で商品を販売し、商品を輸入してお客様に届ける転売の方法です。
今回は、無在庫輸入転売の仕組みとメリット・デメリットについて解説していきます。
もし、あなたが無在庫輸入転売に興味があるなら絶対に参考になります。
あ、先に言っておきますが、僕は無在庫輸入転売は絶対におすすめしません。
その理由も今回一緒に説明します。
- 無在庫輸入転売の仕組みがわかる
- 無在庫輸入転売のメリット・デメリットがわかる
- 無在庫転売は絶対にやめたほうがいいことがわかる
目次
無在庫輸入転売の説明の前にせどりについて軽く説明
無在庫輸入転売の魅力を解説する前に、まずは転売ビジネス(せどり)について解説をします。
というのも、無在庫輸入転売の最大の魅力はせどりのデメリットを回避できるところだからです。
また、同じようなメリットを説明して騙してくる情報発信者がかなりたくさんいます。
あなたが騙されないように、きちんと説明していきます。
ネットビジネスで5000円以上稼ぐ人は上位5%
ネットビジネスという言葉をずいぶんと耳にするようになりました。
ネットで行うビジネスのことをネットビジネスと呼ぶのでしょうが、その代表的なもので言うと、
アフィリエイト
せどり(転売)
株
バイナリ―オプション
為替
などがあります。
今はかなり知名度が上がった『アフィリエイト』ですが、5000円以上稼ぐ人の割合は上位5%だと言われています。
良く聞く話ですね。
なぜアフィリエイトだとこんなにも成功率が悪くなるのか。
それは、初心者にとっては難しい作業の多さと結果が出るまでの遅さが上げられます。
コピーライティング、集客、顧客教育などを勉強しなくてはいけない上に、集客ができるまで1年近くかかります。
作業が続かないために、挫折してしまうのです。
一方、転売(せどり)は…
せどりは比較的稼ぎやすく、結果も出しやすいと言われています。
それは、安く買って高く売るだけの簡単な作業だからです。
そこにコピーライティングはほぼ必要ありませんし、プラットフォームを使えば集客も必要なくなります。
顧客対応以外に、やり取りもないので、相手を説得させる技術も必要ないです。
安く仕入れて、高く売る
これをやればいいだけだから、結果が出やすいのです。
転売(せどり)のデメリット
デメリットとしてあげられることは、やはり資金管理でしょう。
売るためには仕入れをしなくてはいけません。
元手が0円でも始められるアフィリエイトとは違い、仕入れるための資金が必要になります。
最初の資金が足りないと、その分大きく稼ぐまで時間がかかります。
例えば、利益率20%だと仮定すると、
元手が10万円の場合は、
{X円(売上)-10万円(仕入れ)} ÷ X円(仕入れ) × 100 = 20%
X = 125000円
です。
これを月に換算すると利益25000円です。
しかし、100万円の元手があった場合はどうでしょうか。
先ほどと同じ式で、単純に10倍ですから、
25万円になりますね。
回転率を無視してますが、おおざっぱに計算すると、やはり元手が多くあった方が早く成功します。
では、無在庫輸入転売とは何か?
アフィリエイトと比べたら格段に成功しやすいのがせどりだということがわかりました。
っとここで思い出してほしいのですが、今回のこの記事は
『無在庫輸入転売のメリット・デメリット』
です。
せどりのメリットではないです。
しかし、せどりのことについて知らなければ、無在庫輸入転売のメリットを理解することは難しいと思い、先に説明しました。
無在庫輸入転売とは、文字の通り、在庫を持たずに、海外の商品を転売するビジネスのことです。
注文を受けた後に、商品を仕入れて、お客様のもとに届けるという流れをします。
まずは、有在庫転売、つまりせどりについて、簡単にまとめてみました。
有在庫転売
一般的な転売ビジネスというのは、商品を仕入れて、お客様に売る、いわゆる有在庫転売をさします。
有在庫の最大のメリットは、商品を発送して届けるまでの時間が短いことです。
売れると確信が持てるものをしっかりと見極めて仕入れをすると、数少ない作業で早々にお客様に商品を売ることができます。
しかし、もしもその商品が売れなかった場合に仕入れた分だけ損をします。
さらに、仕入れをしている分、先にお金を投資しなくてはいけないので、キャッシュフローが悪くなりがちです。
ここを管理できないと、知らないうちに赤字攻めにあいます。
ちなみに、物販事業の倒産する企業で最も多い理由が
在庫過多によるキャッシュフローの悪化
です。
それだけ、在庫を持つということはリスキーなのです。
無在庫輸入転売の4つのメリット
では、無在庫輸入転売ではどうでしょうか。
以下に無在庫輸入転売のメリットをまとめてみました。
- 在庫を抱える必要がない
- 初期投資を抑えることができる
- 利益率が高い
- ノウハウを再現しやすく、自動化がしやすい
それぞれ解説していきます。
メリット①:在庫を抱える必要がない
無在庫ですから、先ほど説明したような、余剰在庫によるキャッシュフローの悪化を防ぐことができます。
商品が売れなくても問題ありません。
なんせ仕入れをしていませんから。
メリット②:初期投資を抑えることができる
こちらは1の理由ともかぶりますが、仕入れを先に行わなくていいので、
初期投資を抑えることができます。
もちろん、仕入れるためのお金は必要ですが、売れるかどうかびくびくしながら、恐る恐る仕入れをする
ということはありません。
(ちなみに、恐る恐る仕入れをしたというのは、僕の経験談です。)
メリット③:利益率が高い
これは輸入をしているからなのですが、どうしても国内の商品では、ライバルが多く価格競争になってしまい、利益率が低くなる傾向にあります。
しかし、輸入となると、商品の幅はほぼ無限になります。
同じ商品を扱うこともありますし、まだ誰も日本で扱っていない商品を扱うこともできます。
すると、ライバルがいませんので、価格競争をする必要がなく、利益率がぐんと高くなります。
メリット④:ノウハウを再現しやすく、自動化しやすい
これは、僕が無在庫輸入転売に着目した理由なのですが、パソコンの作業で完結するので、
家にいなくても作業ができる=外注しやすい
ということがメリットです。
僕は、無在庫輸入転売をする前は、電脳せどりをしていましたが、
商品がいちいち家に来るので、発送のために自分が作業をしなくてはいけませんでした。
外注しようにも、商品の登録や検品などもあり、場所の問題もあるので、条件が厳しくなります。
無在庫輸入転売の場合は、全国どこでも誰にお願いしても、PC環境さえあれば作業ができるので、外注化が楽なのです。
無在庫輸入転売の4つのデメリット
無在庫輸入転売のデメリットは大きく4つです。
- お客様へ商品が届く時間(リードタイム)が長い
- 中国の商品の質が非常に悪い
- 架空取引によるリスクが高い
- 垢バンリスクが高い
それぞれ解説していきます。
デメリット①:お客様へ商品が届く時間(リードタイム)が長い
無在庫輸入転売には最大のデメリットがあります。
それは、お客様が注文してから、商品がお客様の手元に届くまで、時間がかかるということです。
顧客取引の期間が長くなりますので、その分丁寧に対処する必要があります。
また、商品の在庫はありませんが、その分、扱う商品の数が非常に多くなるので、商品の管理が大変なこともデメリットです。
デメリット②:中国の商品の質が非常に悪い
無在庫輸入転売のデメリットの2つめが中国の商品の質の悪さです。
無在庫輸入転売では主に中国の商品を扱うことが多いのですが、中国の商品もセラーも質が非常に悪いです。
例えば腕時計は、よくできているように見せて針を動かすダイアルが出てこなかったり、ベルトが簡単に切れたりします。
おもちゃは袋詰めで送られるため。説明書がないこともたびたびあります。
車の部品に関してはまともに装着できるものはほとんどありません。
そのくせ、商品を発注した後に商品がないから勝手にキャンセルされることもあります。
日本の商品の質の高さに慣れていると忘れがちですが、きちんと作られていることが当たり前ではないのが世界の国々です。
特に中国は商品の質が非常に悪いです。
デメリット③:架空取引によるリスクが高い
無在庫輸入転売のデメリットの3つめが架空取引によるリスクです。
「架空取引?でも商品は売れているよね?」
と思ったかもしれません。
確かに日本では、商品代金を払ったら質の高い商品が到着することがほとんどです。
しかし、海外ではそうはいきません。
お金を払ったあとに、どうしようもないくらい質の低い商品が送られてくることが非常に多いです。
発送されたはずの商品が届かないなんてこともざらにあります。
すでに商品代金を支払って仕入れているにも限らずです。
まして、無在庫輸入転売では商品を直接お客様へ送ることが多いです。
もし、到着した商品がお客様に届かなかったら?
もし、到着した商品の質が非常に悪かったら?
もし、上記のようなことが起こったあとで発注したストアが退転していたら?
だれが責任を持つのでしょうか。
無在庫転売は架空取引です。
そこに発生するリスクはデメリットと言わざるを得ません。
デメリット④:垢バンリスクが高い
個人が物販をするうえで必ず使うといっても過言ではないのがプラットフォームです。
とくにAmazonやYahooショッピング、楽天市場なんかは活用する人が多いでしょう。
しかし、どのプラットフォームも無在庫転売を嫌っています。
アカウントが停止されたら取引どころではないですよね。
垢バンして売上が全部なくなったら大赤字をくらいます。
無在庫転売は垢バンリスクが高いこともデメリットです。
かっつんは無在庫輸入転売を絶対におすすめしません
ここまでが、無在庫輸入転売のメリットとデメリットです。
もしかしたら、この記事を読むまでのあなたは
「無在庫転売すげー!」
とか
「無在庫転売ってリスクないじゃん。絶対やろ!」
とか思っていたかもしれませんね。
でも声を大にして言います。
「絶対に無在庫輸入転売に手を出さないでください!」
これは経験者である僕だからこそ発信しています。
僕は確かに無在庫輸入転売で月50万円の利益を出しました。
しかし、その前に4か月連続20万円の赤字を出しています。
こちらの記事ではキャッシフローは大丈夫なはずなのに、どうして赤字になっているのか、そのカラクリを解説します。
↓↓
キャッシュフローは問題なにのに赤字!?無在庫輸入転売の落とし穴(現在準備中)
この記事をよく読んで、あなたは騙されないでくださいね。
まとめ:無在庫輸入転売のメリットは稼ぐスピードとキャッシュフローのリスクの少なさ、利益率の高さが強み
ここまで、ネットビジネスや転売ビジネスの話なんかを交えながら、無在庫輸入転売のメリット・デメリットについて書きましたが、いかがでしたか?
僕はたしかに無在庫輸入転売で副業月収50万円を達成しました。
しかし、それはうまく戦略を考えることができたからであって、正直言ってデメリットの方がはるかに高いです。
無在庫輸入転売に手を出すことはやめておいた方がいいでしょう。
しかし、輸入転売は今後かなり魅力的な副業になっていくことは間違いありません。
輸入ビジネスは無在庫ではなく、きちんと在庫を確保する有在庫で行いリスク軽減をして拡大させましょう。