脳は2つの思考で文章を読む!読者に配慮した文章の書き方とは!?

(※このページは2021年8月28日に更新されました。)

かっつん
こんにちは。幸せな人生研究家のかっつん(→https://twitter.com/kattunn_01)です。

 

「どういう風に文章を書けばいいだろう…」

「読者が読みやすい文章を心がけようと思ったけどよくわからない」

ブログをやっていると、このように文章の書き方、配慮の仕方に悩む時が来ますよね。

 

ブログを書いても、読まれる文書でなければ意味がありません。

 

今回は、文章を読む際に無意識に働いている脳の2つの思考とその思考に配慮した文章の書き方についてのお話です。

 

この記事を読むと・・・
  • 相手に伝わるような文章を書けるようになる
  • 文章の書き方のポイントが理解できる
  • 読者に読まれる記事を書けるようになる

 

文章を読む際に無意識で働く2つの思考

文章を読む際に脳は人の脳は2つの思考で働きます。

1つめが
「脳への負担を減らすために自動的に高速で働く思考」

2つめが
「複雑な計算など、注意力を要する作業が必要な際に、慎重かつゆっくりと働く思考」

です。

 

前者をシステム1、後者をシステム2と呼びます。

 

それぞれの文章ではどんなことに配慮するポイントを解説します。

 

システム1の仕組みと配慮するための11個のポイント

システム1というのは脳の負担を減らすために直感的に高速で働く思考のことです。

システム1に配慮した文章を書くためのポイントに共通していることは、『パッと見ただけでわかる』ということです。

全部で11個のポイントがありますので見ていきましょう!

 

システムⅠに配慮するための11個のポイント
  1. 改行と行間に気を配る
  2. 漢字とひらがなの割合を調整する
  3. 「この」「あの」「その」などの指示代名詞を減らす
  4. 箇条書きを使い要点を整理する
  5. 目次を使って情報をカテゴライズする
  6. いらない言葉や表現はカットし文章が不必要に長くならないようにする
  7. 感情表現を入れ、共感を誘発する
  8. 文字のサイズや色、強調の一つ一つに気を配る
  9. 区切り線や記号を使う
  10. 写真やイラストを挿入する
  11. 漫画的な演出を意識する

 

 

あみこ
えー11個もあるの?大変だなぁ・・・
かっつん
そう言わずに直感的にわかりやすくしてるから見てみて(^^)

 

ポイント1.改行と行間に気を配る

改行と行間に気を配ることで読み手が文章を読みやすくなります。

次の文章どちらが読みやすく感じますか?

現在は個人で稼ぐためのひとり起業がしやすい時代です。ネットが登場したことにより、誰もが全世界の人に情報を発信できるようになりました。大企業だけでは解決できない細かい悩みの解決を個人ができるようになったのです。ただ、個人で稼ぐためには工夫が必要です。大企業から真っ向勝負でビジネスを挑んでも勝てるわけがありません。個人で稼ぐには、大企業や他の人では解決できない悩みの解決をしましょう。それにはあなたの経験が役に立ちます。

現在は個人で稼ぐためのひとり起業がしやすい時代です。

ネットが登場したことにより、誰もが全世界の人に情報を発信できるようになりました。
大企業だけでは解決できない細かい悩みの解決を個人ができるようになったのです。

ただ、個人で稼ぐためには工夫が必要です。
大企業から真っ向勝負でビジネスを挑んでも勝てるわけがありません。

個人で稼ぐには、大企業や他の人では解決できない悩みの解決をしましょう。
それにはあなたの経験が役に立ちます。

どうでしょうか?

同じ文章ですが、10人中9人は下の文章の方が読みやすかったと感じたはずです。

 

このように改行と行間に気を配ることで文章が読みやすくなります

改行をうまく使うことで、読み手に心地よいリズムを与えることができます。

そのリズムこそ、システム1に対する配慮なんです。

 

ポイント2.漢字とひらがなの割合を調整する

続いて、また比較してみてみましょう。

 

一人起業成功に向けて今勉強を開始して下さい。

ひとり起業の成功に向けて今から勉強を始めてください。

 

下の文章の方が堅苦しさがなく、心地よく読むことができます。

それは、ひらがなと漢字をバランスよく使っているからです。

 

教科書や参考書が漢字だらけだと嫌じゃないですか?

漢字だらけの文章は堅苦しくて、読みづらく感じてしまいます。

 

かと言って、ひらがなばかりだと読みづらくなります。

・ひらがなとかんじをヘイヨウしましょう。

・ひらがなと漢字を併用しましょう

・平仮名と漢字を併用しましょう

どの文章もそれぞれ違う印象になるかと思います。

 

ほどよく漢字とひらがなを組み合わせることで読みやすさを演出しましょう。

 

ポイント3.「この」「あの」「その」などの指示代名詞を減らす

俗に言う「こそあど」などの指示代名詞を減らすことも理解しやすい文章に有効です。

 

全国2万5000人を対象にした読解力調査では、日本人の半分は、文章中の「この」、「その」を理解していないことがわかりました。

 

指示代名詞を減らして文章をわかりやすくしましょう。

 

ダメな例)

栃木県宇都宮市にはいいところがたくさんある。
餃子が有名なこの場所だが、カクテルとジャズでも有名だ。
これは意外と知られていない。
ジャズバーがひそかに流行っており、ジャズを聴きながら優雅にカクテルをたしなむことができる。
ここを訪れた際にはそれらをぜひ楽しんでいただきたい。

良い例)

栃木県宇都宮市にはいいところがたくさんある。
餃子が有名な宇都宮市だが、カクテルとジャズでも有名なことは意外と知られていない。
宇都宮市ではジャズバーがひそかに流行っており。ジャズを聴きながら優雅にカクテルをたしなむことができる。
ここ宇都宮を訪れた際は、餃子以外にもカクテル、ジャズをぜひ楽しんでいただきたい。

 

ポイント4.箇条書きを使い要点を整理する

要点を箇条書きにして整理することも有効です。

 

文章を箇条書きにすることで、情報を見やすくすることができます。

 

要点の数が決まっている場合は数字を頭につけて箇条書きをし、要点の数が決まっていない場合は黒丸を頭につけて箇条書きをするとわかりやすいです。

数字を頭に使うことで、読者に
「この数だけわかればいいのか」
ということを伝えることができ、心理的な負担を減らすことができます。

 

例)
システム1に配慮する11のポイント

  1. 改行と行間に気を配る
  2. 漢字とひらがなの割合を調整する
  3. 「この」「あの」「その」などの指示代名詞を減らす
  4. 箇条書きを使い要点を整理する
  5. 目次を使って情報をカテゴライズする
  6. いらない言葉や表現はカットし文章が不必要に長くならないようにする
  7. 感情表現を入れ、共感を誘発する
  8. 文字のサイズや色、強調の一つ一つに気を配る
  9. 区切り線や記号を使う
  10. 写真やイラストを挿入する
  11. 漫画的な演出を意識する

 

 

ポイント5.目次を使って情報をカテゴライズする

長い記事であればあるほど情報量が多くなり、どこに何が書いてあるのかわかりづらくなります

そこで記事の冒頭に目次を設置して、何が書いてあるのかわかるようにします。

目次の各項目にページ内リンクを設定すれば、読者はすぐに自分がほしい情報までジャンプすることができます。

 

注意点として、目次の項目があまりに多いと、読者が
「こんなに多いのか」
と心理的な負担を増やしてしまいます。

ちょうどいい数の項目数を目指して情報を整理しましょう。

 

ポイント6.いらない言葉や表現はカットし文章が不必要に長くならないようにする

文章が長くてもリズムが良ければ読者に負担はあまりかかりません。

しかしながら、不用意に長い文章は避けるべきでしょう。

いらない言葉や表現があれば思い切ってカットし、文章を見やすくしましょう。

 

初めのうちは大変ですし、改めて文章を見たときに
「あ、読みづらい」
と思った箇所を訂正するくらいでも問題ありません。

 

ポイント7.感情表現を入れ、共感を誘発する

記事に感情表現を入れると、読者は無意識のうちに文章を自分事として見るようになり、共感してくれます

特に冒頭で共感を誘発できれば、その後の文章を読んでもらいやすくなります。

 

「♪」や「!」、「…」などの表現を使うと、感情が伝わりやすくなりますよね。

 

冒頭で共感をしてもらい、その後の文章を見てもらうためのきっかけを作りましょう。

 

ポイント8.文字のサイズや色、強調の一つ一つに気を配る

文章を読む=文字を目で追うことですよね。

ですから、文字自体にも配慮するようにしましょう。

 

強調したい文章は太字にしたり、大きくしたりして、わかりやすく。

文字にマーカーを付けるルールを決めるのもいいです。

 

ちなみに僕のブログでは以下のようなルールで文字に配慮しています。

 

幸せな人生研究所で使っている文字ルール

否定的なこと、注意が必要な事=赤字で太字

肯定的なこと=青字で太字

強調したいこと、重要なこと=太字で黄色マーカー

 

ポイント9.区切り線や記号を使う

ポイント1で文章の改行と行間を意識することを伝えました。

 

改行と行間を整理することで、リズムがよく読みやすい文章になるためでしたね。

 

改行と行間に関しては、区切り線や記号を使うことも有効です。

 


区切り線の例


 

↑記号の例

 

区切り線や記号を用いてもリズムを作れるため、活用してみてください。

 

ポイント10.写真やイラストを挿入する

写真やイラストには、見ただけで判断できるという利点があります。

 

文章を読んでも伝わらないことでも、絵を見たら一撃でわかることは少なくありません。

 

また、記事の中にイラストを挿入することで、脳は一時休憩でき、負担を減らすことできます。

 

慣れてきたら利用してみましょう。

 

ポイント11.漫画的な演出を意識する

漫画を読みづらいと思う人は少ないのではないでしょうか。

 

イラストを用いたり会話調のやりとりというのは読むときの負担を減らすことができます。

 

あみこ

このやりとりも漫画的な要素を入れたシステム1への配慮だったのね!

かっつん
何気なく入れて読者の負担を減らしています^^

 

面白い文章を書くための工夫の1つとして覚えておいてくださいね!

 

システム2の仕組みと配慮するための3つのポイント

システム2は

「複雑な計算など、注意力を要する作業が必要な際に、慎重かつゆっくりと働く思考」

です。

 

脳への負担が大きいため、システム2を酷使しすぎると大変疲れます。

 

あみこ

高校数学とかかなりしんどかった記憶があるわ…

かっつん

もう受験勉強のことは思い出したくない

 

 

 

システム2に配慮するには次の3つのポイントがあります。

システム2に配慮するための3つのポイント

ポイント1.論理的な文章にする

ポイント2.相手に先回りして反論する

ポイント3.主語や修飾語の係り受けの関係を意識する

 

では見ていきましょう!

 

ポイント1.論理的な文章にする

システム2に配慮するためには、文章を論理的にする必要があります。

 

論理的=因果関係をはっきりさせること

です。

 

「どうして」「こうなった」がハッキリしていることで読者の理解が進みます。

 

あなたの主張を相手に届けるために、因果関係をはっきりさせて、「なんで?」という疑問を全て解消していく必要があります

 

論理的な文章は基本的に「結論」「理由」「根拠」の3つの要素で構成されます。

 

例)
ブログで稼ぐためにはライティングが必要だ。(結論)
なぜならブログは文章で相手に情報を伝えるからだ。(理由)
伝わらない文章を書いていては、相手に情報が伝わらない。伝わらない情報から信用は得られないし読まれるブログにならない。(根拠)
だからこそブログで稼ぐためにはライティングが必要だ。(最後にまた結論)

 

結論であなたの意見を発信し、理由と根拠で相手に主張を通します。

理由と根拠が多いほど信用が増します。

 

結論→理由→根拠→最後にまた結論

という流れで文章を書きましょう。

 

ポイント2.相手に先回りして反論する

論理的な文章を書く際に、相手に先回りをして反論するテクニックがあります。

 

「もしも自分が読者だったらこういう視点を持つかもしれない!」

相手の立場になって考えることで、読者に納得してもらえる文章が書けます

 

例)
「ライティングの勉強に時間をかけるのはもったいない!書きながら学ぶべきだ」
と思うかもしれません。(反論)
しかし、ライティングには基本的な型があります。(反論に対する反論)
基本的な型を先に覚えることでライティング能力があがります。(反論の理由)
まずはライティングの基礎を学び、ブログを書きながら上達していけばいいんです。

 

先回りをして文章を書くことで、ワンランク上の文章ができあがります。

 

ポイント3.主語や修飾語の係り受けの関係を意識する

文章を書く際に、主語と述語、修飾語と被修飾語の位置関係を近くすると、わかりやすい文章になります。

 

どういうことかわかりづらいので、例を見てみましょう。

悪い例)主語と述語が遠い文
かっつんは2020年5月、ブログで初めて10万円の収益が発生した。

良い例)主語と述語が近い文
2020年5月、ブログで初めてかっつん10万円の収益が発生した

悪い例)修飾語と被修飾語が遠い文
絶対にみなさんは、マネをしないでください

良い例)修飾語と被修飾語が近い文
みなさんは、絶対にマネをしないでください

あみこ

悪い例だと、主語や述語、修飾語と被修飾語の関係がわかりづらいわね

かっつん
関係している言葉が遠い位置にあると文章がわかりづらくなります。

意識するだけで改善するポイントですよ!

 

今回のまとめを簡単に図解

今回のまとめを簡単に図解しました。

 

これを見て、文章を書くときの参考にしてくださいね。

 

まとめ:システム1とシステム2に配慮して伝わる文章を書こう

いかがだったでしょうか。

文章を読む際に脳は人の脳は2つの思考で働きます。

 

システム1が
「脳への負担を減らすために自動的に高速で働く思考」

システム2が
「複雑な計算など、注意力を要する作業が必要な際に、慎重かつゆっくりと働く思考」

です。

 

相手に読まれることで、初めて文章は役割を持ちます。

それぞれのシステムに配慮して、わかりやすく伝わる文章を書くように心がけましょう。

 

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