どの仕事も続かなかったけれど、強みを活かしたら人気になったレジ打ちさんの話。

かっつん
こんにちは。副業起業家ドルヲタ理学療法士のかっつんです。

 

今回は、コンプレックスを強みに変えたお話です。

 

小さい時から、なにをやっても続かず、

唯一9年間ほど続けられたのがピアノのレッスン。

 

大した賞も取れず、才能がないとあきらめ、普通の大学生の道に進み、

部活やサークルは続かず、すぐにやめてはまた別のところに入る。

 

就職しても、2-3か月しか続かず、バイト生活。

 

そんな女性のお話です。

 

なにをやっても続かないことが悩み

その方の一番のコンプレックスは

なにをやっても続かないこと

です。

 

気になって入ったサークルも3か月で飽きてしまい、

他のサークルに入る。

 

しかし、また飽きてしまい、また別のサークル。

 

就職しても、やはり3か月もたない

 

3か月たったら、また仕事を辞め、また新しい仕事を探すという状態。

 

1つのことを全然続けられず、

どうにかしたいのにどうしようもできない自分に嫌気がさしていました

 

すぐに辞めるという経歴から、就職もろくにできず、

母親からは心配の電話がきます。

 

「あなたは根っからの田舎っこなのよ。帰ってきなさい。」

 

しかし、田舎に帰るのは負けな気がして、帰省もできません。

 

 

とある日、友人に仕事のことで相談をすると

 

「もしよかったら、私のおばさんが働いているスーパーでレジ打ちとかどう?」

 

興味はないが、仕事もないのでとりあえずやってみることに。

 

 

スーパーのレジは最近では珍しく、

バーコードでスキャンするものではなく、いちいち金額を打ち込むタイプのレジだった。

 

作業には慣れても、立ちっぱなしで単純作業。

すぐに飽きてしまいました。

 

気づいたら辞表を書いてしまいます。

 

そして母親から電話が…

 

「東京は落ち着かないでしょ?もう帰っておいで。」

 

その言葉に、彼女は田舎へ帰る決心をします。

 

そしてターニングポイントがやってくるのでした…

 

ターニングポイント

田舎に帰るため、段ボールに荷物を詰めていると、

1冊のノートが出てきます。

 

それは彼女が小さいころに書いた日記でした。

 

引っ越し作業もあるけれど、ついつい日記を読んでしまいました。

そこには…

 

「いっしょうけんめいがんばってピアニストになるのが夢です。」

 

そう綴ってありました。

 

そして、唯一ピアノだけは続けられたことを思い出します。

 

(小さいころの自分は頑張っているのに、今の自分はなにをしているんだ…)

 

そう思った彼女はとりあえずスーパーの仕事を頑張ってみることにしました。

 

ピアノの経験を活かしたら景色が変わった

彼女は、仕事を続けるにはどうすればいいのか考えました。

 

そして、ピアノの経験をレジに活かすことを思いつきます。

 

鍵盤の位置を指に覚えさせる感覚でレジの配置を指で覚えることにしました。

 

するとすごいスピードでレジが打てるようになり、

周りを見る余裕が出てきます。

 

あの人は安売りのものを中心に買っている

 

あれ?あの人はいつもバナナを買っているな

 

そうして今まで見えなかった景色に気付けるようになりました。

 

景色が変わって不思議なことが起こる

ある日、いつもやすいものしか買わないおばちゃんが

高級なタイをレジに持ってきた。

 

彼女は

「今日はいいことがあったんですか?」

とつい聞いてしまいました。

 

おばちゃんは

「孫が水泳の大会で優勝したのよ」

と笑顔で答えてくれました。

 

そうやって、いつしか彼女は店の常連さんを覚えていき、

コミュニケーションをとるようになりました。

 

そんなある日…

 

(今日も忙しいな…)

と思いながらレジ打ちをしていると店内放送が響きました。

 

「本日は大変込み合っております。どうぞ空いているレジの方へお回りください。」

 

「重ねて申し上げます、どうぞ空いているレジの方へお回りください」

 

何度も同じような放送。

そして彼女は異変に気づきます。

 

他のレジは空いているのに、彼女のレジだけ異常に並んでいるのです。

 

店長が駆け寄り、お客さんに声をかけます。

 

「どうぞあちらのレジにお回りください。」

 

すると、お客さんは…

 

「いいのよ、私は買い物をするためだけに来てるんじゃなくて、彼女とおしゃべりをしに来てるの

だから彼女のレジじゃないとダメなのよ。」

 

この言葉で彼女は涙しました。

 

それ以来、彼女は今まで何をしても続けられなかった自分に、

自身が持てるようになりました。

 

まとめ:自分はなんでもないと思っていることでも強みになる

以上までのお話、いかがでしたか?

 

創作の話ではありません。

実際にあったお話です。

 

ちなみに、こちらの動画で知りました。

(許可はもらっています。)

 

これがただの『いい話』で終わるのはもったいないです。

 

彼女は、

何をやっても続かない自分にコンプレックスを持っていました。

 

しかし、唯一続けられたピアノの経験を強みにし、

それを活かして仕事をした結果、お客さんから愛されるレジ打ちになったのです。

 

ピアノを9年間続けた

というだけの経験です。

 

別にピアノコンクールで金賞を取った

などの実績があるわけじゃありません

 

自分からしたら、なんてない経験ですが、

強みにして活かしたことにより、彼女の人生は変わったわけです。

 

 

自分では強みでもなんでもないと思っていることが

実はとんでもない強みになることがあります。

 

このレジ打ちさんのお話を見て、

あなたはどう思いますか?

 

2件のコメント

はじめまして。ランキングから来ましたm(__)m
いつどこで、何をきっかけに変化し始めるかわからないですね。
自分がしてきたことって、なんらかに活きる気がします。
ヒントをもらった気がします。ありがとうございます^^

コメントありがとうございます。

きっかけは複数ありますが、自分の強みに気が付けるかどうかなんですよね。

自分が当たり前だったり、気づかなかったりしていることを認識して、
それを活かすことで環境がガラッと変わったりします。

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